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あっとクリエーションからの新着情報

あっとクリエーション株式会社は「地図で世界をつなぐ」を理念に掲げ、「地図」x「iPad」であっと驚く価値を創造する会社です。
たくさんの荷物も面倒な再入力も必要なし、現地調査から帳票出力までが簡単&スピーディーに変わります。
建設系や水道系、不動産業や介護事業など、位置情報を必要とするあらゆる場面でご活用頂けます。

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建設系や水道系、不動産業や介護事業など、
位置情報を必要とするあらゆる場面でご活用頂けます。

あっ!と驚きブログ 2018.07.14

カンタンマップ無償提供に思うこと

西日本豪雨で被害を受けられた方々に対して、サイボウズさんがkintoneの無償提供を行われています。
https://cs.cybozu.co.jp/2018/006690.html

当社はこの活動に協力させて頂く形で

  • 「カンタンマップ for kintoneiPadiPhone版)」
  • 「カンタンマップ for kintoneWebプラグイン版)」

の無償提供をさせて頂きます。

 

カンタンマップを無償提供させて頂くにあたって、思った事を書いてみます。

 

西日本豪雨の当日、わたしは神戸の自宅に。

前の日から降り続いてた雨が、とうとうピークに達してか、朝から電車は運休。高速道路も通行止めということで、動くに動けず。

1ヶ月前にあった大阪北部地震の時も電車も道路も全く動かず、大変な目にあったので、今回はすぐに決断して、、、

会社のスタッフにも、今日は在宅でいいよ!と連絡して、わたしも自宅で仕事する事に。

その次の日になっても雨は止むことなく、むしろさらに激しくなるばかり。

3、4日もこんなに雨が降り続けるなんて、わたしも初めての経験。

神戸の山奥?に住むわたしとしては、水害の恐れはないものの、近所で崖崩れは起こるだろうなとは思っていて。

(案の定、テレビなどのニュースにはならないものの、あちこちで崖崩れなどがあって、今も近所で通行止めの道路もあります。)

とはいえ、雨の中、周り近所では何が起こっているのか?など全くわからず、かといって何が出来るというでもなく。

行政の方などは、状況把握のために動かれているのだろうとは思いつつ、なんか出来ないやろか?と、ずっと思ってました。

それが今回、サイボウズさんがkintoneを無償提供されるとのことで、それに協力する形で、当社もお役にたてるところで、まずは行動してみることにしました。

 

災害が起こっているところに、急に普段使ってないシステムを放り込まれても、すぐに使えるようになるとか、何かが変わるとは思っていません。

でももし、まだカンタンマップやkintoneのようなツールがある事を知らずにいられる方には、知って頂くよい機会かと思います。

  • 今も、カンタンマップのユーザーさんは、広島の被災現場にカンタンマップを持って入られていると聞いています。
  • 数年前、高知県のとある自治体の防災訓練で、カンタンマップを使って頂いて、こういうのはいざとなったら必要だよね!と感想を伺ったり。
  • 熊本の地震の時は、ボランティアの方々の情報共有にkintoneが使われたとも聞いています。
  • 鹿児島の離島のとある自治体では、台風が来た時に、100以上ある避難所に何人が集まっているか?をkintoneを使ってすぐに情報共有しているそうです。

知って頂いている方々は、うまく使って頂いています。

 

阪神大震災の時、現地調査に携わっていて、後から気づいたのは、「知らないと損」。

例えば、

  • わたしは神戸市長田区が調査担当でしたが、毎日のように、中央区から歩いていたけど、自転車があればもっと楽やったのに。(車は渋滞で役には立たなかった)
  • まだデジカメは無かったので、フイルムカメラを使っていたけど、当時ポラロイドカメラが発売されてて、これを使えば大阪まで現像しに行かなくてもよかったことを後から気づいたこと
  • 阪神大震災の時、おそらくわたしだけでも数千枚は撮ったであろう写真。会社全体では何十万枚も撮った事でしょう。でも、そんな写真より現地で実物を見てきたわたし達には記録写真でしかなく。その時しか撮れない貴重な写真であったにも関わらず、その価値を感じる事なく、その次の年の年末の大掃除で全て捨ててしまった事(わたしは全て捨てるのは忍びなかったので、一冊だけ許可をもらって持ち帰り、今も手元にあります)。これも今ならクラウドに置いとけば、捨てる事もなかったかと。

 

今思えば、そんな事、、、なのですが、20数年前の、大規模災害に初めて直面したわたしには、当時は何も出来ず。

そう、知らなければ、いま自分がやってる事は精一杯なんだけど、もっと知ってたら違う行動が取れたんじゃないか⁉︎と今でも思います。

 

災害はこれで終わりではなく、これからも起こる事でしょう。

わたしが阪神大震災の時に経験した、被害状況の把握の大変さは、今のIT技術を使って、少しでもカイゼン出来ればと切に思います。

それが、カンタンマップが生まれた理由でもありますから。

 

今はまだ、カンタンマップもkintoneも知ってもらってないかも知れないけれど、いま知ってみてもらうにはちょうど良いタイミングなのかも知れません。

被災地ではそんな余裕がないのは承知していますが、わたし達が出来ることがあれば可能な限り、お手伝いさせて頂きたいと思っています。

 

ようやく当社もそれが出来る機会を作る事が出来ました。

  • ボランティアセンターでのボランティアの受付
  • 罹災証明発行に伴う現地調査
  • 避難所の現状報告
  • 支援物資の管理と配布
  • 要支援者の状況把握
  • 空き家の状況把握 など

他にも、いろいろ使えるところはあろうかと思います。

 

少し落ち着かれてからでもよいので、ぜひこの機会に知っておいて頂けたらと思うところです。

そして、こちらももっとお役にたてるようになるには、何が必要かも改めて考える機会を頂ければと思っております。